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初公開の中判デジでの鉄ヲタ写真。今まで広めの風景撮りにはバケを使っていたのだが、セッティングに手間がかかるし、壊れたら代わりがないし、何といっても有楽町のクリエイトまでポジを持って行くのがメンド臭い。高画素デジが一般化してきた現状を考えると、いつまでも20年前のフィルムカメラを使っているのは時代遅れなのではないか?そんな理由から新機材の導入を考えるに至った。キヤノンにもフルサイズレフ機では最も高画素となるEOS 5Ds Rがある。レンズはそのまま使える。しかし、ベースが一時代前のEOS 5D Mark IIIと古く、各社からミラーレス機が登場して一眼レフの立場が微妙になってきた状況を考えると選択肢には入らない。とはいえ宿敵ニコンや設計ミスとしか思えない極細マウントで家電チックなソニーを使うなど論外である。さてどうしたもんか?あれこれ検討した結果、レンズラインナップと今後の拡張性、10万円のキャッシュバックにつられて富士の中判デジGFX50Rを導入したのだった。 しかし、このGFX50R、使ってみると動きモノにはまったく対応できないことが判った。カメラ雑誌にはそこそこ使えると書いてあったのだが、東海道本線の電車相手では全然ダメだった。シャッターラグが大きく、ファインダーはコマ送りのパラパラ漫画。ビシッと編成撮りを極めるのであれば、本命前から何本も練習電車でタイミングを測ってノーファインダーの一発撮りが必至である。5000円も払ったケーブルレリーズはシャッターボタンを押している感触がなく、どこでシャッターが切れるのかサッパリわからず、無駄な買い物だった。ファインダーはかなりの高倍率で拡大できるのだが、拡大するとピントの山がちぃとも判らない。とてもMFで使えるレベルではなく、AFに頼るしかない。何といっても一番ダメなのが、省電力モードでスリープ状態から復帰すると、置きピンが解除されてレンズが勝手に前後にニョキニョキすることである。おそらくスナップ撮りしかしない開発者が何も考えずに設計したとしか考えられないダメ具合である。 一方で、止まっているモノにピントを合わせるのであればAF精度は良好だった。測距点も一眼レフよりもはるかに広く隅っこまで配置されていて置きピンがやりやすかったりと、ミラーレスならではの利点もあった。原理的にレンズのピント調整が不要だったり、ピントリングの回転方向を変えられるのもありがたい。初期設定では富士はキヤノンと逆らしい。文句はいろいろあるのだが、とにかく細かいところまでよく写って画質はいい。要はシャッターラグを練習で克服して、バケと同じように一発撮りで使えばいいのである。 ポカポカ陽気のこの日、東海道線へシェイクダウンに向かったのだが、慣れないシャッターラグに本命185系踊り子はハミ出し撃沈。極まったこの電車はE231系というそうで、もう一種類の顔の横が白いのがE233系というらしい。 今後、コイツは線路際で大活躍してくれるハズなのだが、パッと見、レンジファインダーチックな外観はいただけない。鉄ヲタ現場で東京カメラ部やファインダー越しの私の世界といった意識高い系自己満チンカスどもの仲間と勘違いされてしまうのだけは勘弁願いたい。 |