2010.3.13(土)更新
489系能登

2010.2.21(日) 信越本線長岡
Canon EOS 40D EF300mmF2.8L IS (EF1.4 X II) ISO100
結局3回行きました。長岡へ

 長岡バルブ。雑誌にさんざん掲載されて話題になった場所である。流行に弱い?私も2月になって駆け込みでチャレンジしてみた。しかし、500mm程度で簡単に撮れると考えていたのだが、実際に行ってみると現場は想像とずいぶん違っていたのだった。
 北陸と能登は長岡でスイッチバックする。それを東西両側から狙う。まず、西側(上野、金沢側)の殿町踏切。ここは800mmほどの超長玉がないと編成をキレイに撮るのは難しい。信号やらポールやらが車体にかかってしまうのである。しかも、ベストポジションは踏切の中。遮断機が上がっているとはいえ、ほとんどランニュである。偉そうなことを言える立場ではないが、安全上好ましくない。というわけで却下である。
 次は東側の道路沿いから。ここには柵があって安全は何の問題もない。ただし、すぐ横に民家があるので騒ぐのは厳禁である。私は3回この場を訪れたが、みな静かに譲り合って撮っていた。2ちゃんに書かれていたような激パニとは程遠い状況だった。つくづく2ちゃんにデマを書き込む連中はチンカスである。想像と違っていたのは、ここでもとんでもなく長いレンズが必要だったこと。写真は35mm換算で670mm相当。私が今までにバルブで使った最長焦点距離である。当然、ピントもブレも非常にシビア。ライブビューを最大まで拡大し、ISをかまして液晶画面の揺れを抑えてピント合わせ。さらにレリーズを使って2秒のセルフタイマーでシャッターを切る。シャッターを切る瞬間にレリーズのケーブルを伝わる振動を収束させるためにセルフタイマーを使うのである。他にも融雪パイプからの湯気や闇夜のカラスなど、いろいろ気をつけることはあったのだが、ここでは割愛。とても670mm相当には見えないが、以上の結果がこの写真。たかがバルブ1枚にもずいぶん手間ヒマかかっているのである。

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