2016.2.20(土)更新
DE15
2016.1.3(日) 宗谷本線下沼−幌延
Canon EOS-1D X EF200mmF2.8L II ISO100

 2016年の初日の出は羽田空港で迎えた。相棒千ちゃんと共に旭川行き初便で最北のラッセル迎撃ツアーに参戦したのである。今冬はハイパーエルニーニョによる暖冬で雪不足が懸念されており、音威子府のアメダス積雪深に一喜一憂する毎日が続いていたのだが、年末に今季最強の寒波到来とのことで、多少は雪不足が解消されただろうと踏んで突撃したのだった。午前6時40分、展望デッキで初日の出と飛行機のコラボを狙うヒコーキマニアのみなさまに見送られ、眩い朝日を浴びたANA4781便は北風運用のC滑走路から飛び立った。
 1時間半後、到着した旭川空港でレンタカーを借りて、雪道運転にビビリながらただただ無事故で帰還することだけを考え、国道40号線を北上。4日間のラッセルツアーが開幕したのだった。
 宗谷北線に到着してみると現地にはいるわいるわの鉄ヲタ大集合。道民をはるかに超える高速走行で追っ掛けをブチかます満身創痍のレンタカーからワケがわからんライトなじいさんまで多種多様な方々がいらしていたのである。全国の鉄ヲタ激戦地でお見かけする達人諸氏もチラホラ。正月早々、我々も含めて各地からずいぶんとヒマな連中が最北の地に集結していることは間違いない。家でコタツに入って寝ていればどんなに楽なことか。余計なお世話であるが、他にやることはないのだろうか?少々心配になってしまうのは私だけではないハズである。

 それにしても現地はホントに雪が少なく、幌延以北は地面が見えるほどの有り様だった。南部はそこそこの積雪で豪快な排雪カットも撮れたのだが、残念ながら曇り空。遠征唯一の晴れカットであるこの1枚は試雪と見紛うチョロ掻きである。これでは納得できるハズがない。1ヶ月後、たまたま決まった北海道出張を少々延長して、再度ラッセル迎撃を敢行したのだった。
 とにかく、初回は何事もなく無事帰還。耐寒フル装備で帰ってきた羽田空港はずいぶん暖かく感じられたのだった。

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