2013.6.16(日)更新
EF81あけぼの

2013.6.10(月) 羽越本線桂根−新屋
Canon EOS-1D X EF200mmF2.8L II ISO100

 この週末、関東以西は梅雨入りしたというにもかかわらず、気象庁は太っ腹予報を出していた。特に北東北は全般に晴れるらしい。しかし、衛星画像を確認してみると、たしかに目立った雲はないものの海上が薄っすら白く見える。赤外線には写らない水蒸気の低い雲である。これは絶対に晴れない。水蒸気画像を見てみるとやはり真っ白である。私はこんな簡単なトラップに引っ掛かるほど間抜けではない。せいぜい良くてクソ曇り、最悪朝夕には霧雨が降る最悪のコンディションだろう。月曜日に年休を申請して三連休を確保していた私だが、晴れないと判断して出撃を見合せた。結局、土日の東北は曇ったらしい。一安心である。時間も金も無駄にせず、出撃しなかったことも後悔せずに済んだのである。
 そうこうしているうちに休みは残すところ月曜のみである。平日の2日間はとても長いのに、なぜ休日はこんなにも短く感じられるのだろうか?とにかく残りあと1日しかない。どうする?赤外線画像にはあまり変化はないが、水蒸気画像はずいぶん白いモヤモヤが薄くなってきた。男鹿半島より北はクッキリ地表が見えている。秋田市以北は好天になりそうな気配がする。というわけで、最後の1日を有効活用すべく、弾丸ツアー決行!下りあけぼのを迎え撃つため、東北道を激走、さらに秋田道を西進したのだった。
 向かった先は桂根−新屋間のトンネル上。このポイントは夏至前後限定だそうで、7月に入ると手前の木の影が線路まで伸びてくるらしい。チャンスは今しかない。2時に現着し、真っ暗闇の中、懐中電灯の灯りを頼りにゲバを張り、とりあえず明るくなるまで待機する。それにしても誰も来ない。いくら平日とはいえ、ベストコンディションの期間限定ポイントである。地元鉄ぐらいは来てもよさそうなものなのだが、秋田には鉄がいないのか?と思っていると誰かがやってきた。何だか聞き覚えのある声がする。振り返ると・・・何と!牛若丸親方あらためNGK氏と撮り鉄の超大御所M氏の最強タッグだったのである。モータースポーツ活動ではいつも一緒のNGK氏なのだが、こと鉄ヲタ活動に関してはあまり連絡を取り合うことはない。にもかかわらず、2月にはしな鉄、先月は新潟などなど、行く先々でバッタリお会いするのは、リアルキ○ガイの思考回路が常に同じ結論に至るためらしい。3人でポイントを独占して、狙いのあけぼのを待つ。6時半、無事撮影完了。
 さあ撤収である。今日は平日。行きの高速代は半額だが帰りは満額である。ECOならぬSECO走りに徹し、羽越本線をロケハンしながら南下。無料高速や3桁国道、名もなき県道を駆使して村上〜小国〜喜多方〜白河と帰ってきた。20時半に無事帰宅。今日もくたびれた。

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