2012.7.23(月)更新
EF81あけぼの

2012.5.20(日) 羽越本線西目−仁賀保
PENTAX 67 II M★300mmF4ED RVP50(+1)

 ここはすでに二浪を喫している因縁の地である。2010年5月、盟友・千ちゃんと583系わくドリ&米坂旧客との掛け持ちで出撃するも、あけぼのだけ薄雲にヤラレて撃沈。昨年5月にもリベンジを誓って再度千ちゃんと出撃。山形道月山ICで見上げた星空に激勝を期待して北上したものの、急速に悪化した空模様にあえなく敗退し、何もできずにそのまま帰宅。徹夜で秋田くんだりまで出撃して、昼には自宅の千葉に帰ってきていたという壮大なガソリン代と高速代と睡眠時間の無駄使いとなった。二浪を喫し、後がない今年は果たして合格証書を手にすることができるのか?バリ晴れの女神さまに必勝を祈願して、2012年のシーズンインを迎えた。
 今回も相棒は千ちゃんである。2人とも今年が正念場の二浪生(実は相棒は三浪だったらしいが・・・)。ここまできたら2人そろって合格せねば意味がない。今回は現地で合流することにして、それぞれ別ルートでの秋田入り。水戸でひたちなか海浜鉄道のキハを撮ってから、磐越道〜東北道〜山形道経由で北上した私は22時には現着した。懐中電灯を忘れたせいで、ケータイ画面のショボい灯りを頼りに真っ暗闇の展望台に上がってゲバをセット。車に戻って、そのまま現地マルヨとなった。
 翌朝4時、相棒が到着。ずいぶん時間がかかったのは、途中、鳥海山の麓で疲労困憊によりダウンしていたためだという。眠りに落ちるのはかまわないが、西目俯瞰の入学試験に落ち続けている現状はいい加減困る。気合いを入れて機材のセッティングである。しばらくすると同業者が現れ始めた。
 午前5時53分、はるか先の海岸線に赤い機関車と青い客車が見えた。あとはバックの国道7号線に車がフレームインしないことを祈るだけである。ジリジリと列車が進んでくるなか、早切りだけはしないように心を落ち着かせてひたすら待つ。もう少し、あと少し。ガシャコーン!狙いの位置でバケぺんのシャッターを切り落とす。即、サブのデジで画像を確認。まあ、とりあえず合格かな?

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