2010.12.31(金)更新
最近の写真2010
 21世紀になって早10年。今年も撮り鉄受難の年です。3月改正での北陸、能登廃止を皮切りに北斗星、カシオペアからEF81引退、年末には東北新幹線青森伸延。毎年思うことですが、撮りたい対象がかなり減ったのは事実です。一方でJR西日本でのキハのタラコ色化や各地のリバイバルネタなどの明るい話題もチラホラ。時代遅れの車両たちはまだまだ健在です。今年も気合いで日本全国駆けずり回リます!



EF510北斗星
2010.12.31(金) 東北本線浦和−さいたま新都心
Canon EOS 7D EF500mmF4L IS (EF1.4 X II) ISO100
最長不倒の1100mm

 2つの低気圧に日本列島が挟まれて荒れ模様となった大晦日、2010年最後の撮り鉄行として国道463号線浦和陸橋下へ出撃した。今日の狙いは500mmに×1.4エクステンダーをカマシて、APS-Cデジで換算1100mmオーバーの縦顔面。塵や水蒸気が飛ばされて大気がスーパークリアな真冬のみ使用可能な超絶技である。1100mmオーバーがどれぐらいの感じかというと、左の写真のようにセッティング、頭上の陸橋の影を抜いて約100m先のカーブの曲がり鼻(赤丸の所)で機関車がドアップになるように狙う。普通に考えればとんでもない距離である。以前、キヤノンのレンズラインナップにはEF1200mmF5.6Lという、とんでもないバケモノが存在した(FDにはテレコン付きのさらにバケモノもあった)。質量16.5kg、値段は980万円。バックスクリーンからバッターを狙うためのスポーツ・報道専用レンズだったらしい。このバケモノにはちょっと足りないまでも、デジの恩恵によって我々アマチュアでも1000mmオーバーの世界を垣間見ることができるようになった。しかし、慣れというものは恐ろしい。我々重度のキ○ガイにとって1000mmオーバーなど、すでに日常的に使う焦点距離となってしまったのである。

 数日前まで大幅遅延を繰り返していたにもかかわらず、今日の東北夜行は定時運行らしい。素晴しい。8時には現着し、次々とやってくる銀色電車でひたすら練習しながら、しばし待機する。
 午前9時20分、東北本線の上り接近警告灯がピコピコ点滅する。来た。青い機関車がジリジリと進んでくる。ファインダーの中で機関車の顔がドアップになった瞬間、シャッターを切る。オッシャャーーーァァ!迎撃成功!2010年最後のミッションは無事完了したのだった。
 みなさま、2010年も当HPをご覧いただき、ありがとうございました。それでは、良いお年を!

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No.撮影日列車撮影地
72010.11.21(日)  ED76さくら 長崎本線現川
62010.07.19(日)  EF510カシオペア 東北本線赤羽
52010.05.30(日)  583系わくわくドリーム号 羽越本線上浜−小砂川
42010.05.08(土)  485系能登 高崎線神保原−新町
32010.02.21(日)  キハ52 大糸線北小谷−平岩
22010.01.24(日)  長野電鉄2000系 長野電鉄長野線信濃竹原−夜間瀬
12010.01.04(月)  弘南鉄道キ105 弘南鉄道大鰐線津軽大沢−義塾高校前、他

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