2009.4.1(水)更新
ED76さくら
2009.3.20(金) 長崎本線小長井−長里
Canon EOS-1VHS EF500mmF4L IS RVP100


 門司車掌区100周年を記念して運転されたリバイバルさくらとあかつき。一連のブルトレ廃止団臨祭りのトリを務める超大物である。私も前週のリバイバル富士に続いて2週連続で九州に飛んだ。今回の相棒は達人ゴルきち氏。活動範囲は当然全国区、広角から超長玉までを使いこなす歴戦のキ○ガイである。決戦前夜、福岡空港から九州に上陸し、まずは九州の友ジョイフルで作戦会議を行う。ゴルきち氏の提案でさくらの一発目は香椎−九州産業大学前の県道オーバークロスに決定した。夕食後、熊本から門司港への回客を八幡でバルブできることが判明。作戦会議もそこそこに八幡駅に向かう。しばしバルブを楽しんだ後、ポツポツと雨が降り出した。しかし、明日の予報は晴れ。夜半には雨も止んで、きっと明日はバリ晴れの空の下、さくらを仕留めることができるハズ。そう考えて国道3号線沿いのパーキングで○ヨに就いた我々だった。

 翌朝6時、ケータイの目覚まし音で目が覚める。まだ雨が降っている。イヤな予感である・・・。車で数十分、現着し、ゲバを張ってしばし待機である。しばらくすると歴戦のビッグネームたちがぞくぞくと到着する。RM誌にインスパイアされた世代の撮り鉄ならば知らぬものはいない関西−D.W氏&さささ氏、千ちゃん&コサカミ氏、単独参戦のいぷー氏と湘南ナンバー氏。いずれもちゃんと仕事をしてるんだろうか?と心配になってしまうキ○ガイたちである。まぁ、我々2人もそう思われているであろうことは想像に難くない・・・。各自、鬼のような長玉をピンポイントに並べ、ゲバのオリに囲まれるようにさくらを待つ。11時過ぎ、さくらが登場。しかし、上空は一面のクソ曇り。全員あっけなく討ち死にである・・・。

 しかし、ここからが本当の勝負である。九州は全員にとってアウェイの地。オノレの持つ経験と武器を総動員して激Vを仕留めるべく、それぞれの車で追っ掛けを開始したのだった。我々2人は都市高速から福岡ICに入り、九州道〜長崎道を西へ進んだ。途中、三連休初日の観光渋滞と道路工事に行く手を阻まれたものの、安全運転で激走した結果、1時間後に決断の時を向かえた。嬉野IC。ここで降りれば多良や肥前大浦などの有名ポイントに行くことができる。しかし、空一面のクソ雲にどう考えてもバリ晴れの気配は感じられない。2秒で決断を下し、先へ進むことにする。大村IC手前、最後のトンネルを抜けると奇跡が起きた!快晴の青空!急に元気になった我々は諫早ICで高速を降りて長崎本線沿いの国道207号線を北上した。
 この時点でさくらに先行すること45分。緑の葉桜マークを仕留めるべく、全身全霊をかけてアングルを探す。数十分後、誰もいないSカーブを発見。草を刈ってゲバを張って、さくらの通過を待つ。ほどなくして各地へ散った仲間たちから無念の撃沈メールが届く。やはり佐賀県内はドン曇りだったらしい。我々より先へ行った仲間はいないハズ。我々が最後の砦である。ジリジリと時間が過ぎる。しかし、天気はバリ晴れ。心配はない。仲間の無念を晴らすべく気合いを入れる。来た!Sカーブを切って真紅のカマが現れた。中央には緑に縁取られたさくらのマーク。モードラ全開で切りまくる。オッシャー!!極まった!!バリ晴れの女神は今日は我々に微笑んだ!撃沈したみんな、仇は討ったぞ!

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