朝練だけでなく、放課後のブルトレ撮影もファイナルシーズン。日没直前のシブ〜イ光線の下、上りトワイライトエクスプレスを狙った。秋分の日の16時、このポイントでは列車の真正面から光線が当たっており、サイドにはまったく日が当たっていなかった。狙いのコイツの通過は16時半頃。残り30分でサイドに日は回るのか?悩みどころである。別の場所へ行くか?しかし、移動している時間も少ない。日没直前、太陽の動きは早い。この場所に賭けるしかない。ポジを朝夕用のRVPFに入れ替え、日中から2/3絞りだけ露出をかけてセッティング。列車の通過を待った。少しずつではあるが、太陽がサイドに回っていく。遠くにヘッドライトの明かりが見えた。来た!サイドに日は当たっているのか?確認する余裕もなくシャッターを切る。手応えはあった! 1週間後、現像から上がってきたポジには、黄金の夕日に輝くブルーの重連DD51とダークグリーンの客車が写しだされていたのだった。 |