2006.10.29(日)更新
DD51やすらぎ
1994.3.27(日) 八高線越生−明覚
Canon T90 FD200mmF2.8 RVP

 この年、八高線はちょっとしたブームであった。RMがさんざん煽ったおかげだろうか?いつ行っても撮り鉄が多かった。写真の列車は高崎から中央東線へ抜ける団臨である。当日は人生初めて車を使った「追っかけ撮影」をした記憶がある。今でこそ当たり前の追っかけであるが、ナビなどない時代に大学生のチバラギ青年は間に合うのかハラハラしながら運転していた記憶がある。1発目は折原−竹沢間のインカーブで狙ったのだが、3月の早朝では完全に日が当たらずマンダーラで撃沈。2発目がこの越生−明覚間の県道跨線橋だった。現場に到着すると橋の上は撮り鉄ですでに超満員札止めだった。立錐の余地もないとはこのことである。仕方がないので他に撮れそうな場所を探すと橋の下には誰もいなかった。橋の下から200mmで構えると・・・おぉ!カッコええではないか!直線をやってきたDD51が頭をちょっと横に曲げる。しかも、バックにある家が車輌で隠れる。光線も完全順光でベストポジションである。撮った瞬間に勝利を確信である。その後もさらに追っかけを続け、3発目は小宮−拝島間の多摩川鉄橋を渡ってきたところを国道16号線の歩道から狙ったのだが、この2発目を上回るモノを得ることはできなかった。私も経験を重ね、今でこそ追っかけは日常的だが、安全第一なのは決して忘れてはならない。

もどる