2010.10.11(月)更新
EF64あけぼの
2010.10.11(月) 東北本線赤羽
Canon EOS 7D EF500mmF4L IS ISO100
趣味なら、本気で。
謙さんもそう言ってるし


 今年、私が最も数多く出撃した赤羽駅もついにシーズン終了となった。架線柱が若干ウルサイものの超長玉を使えば首都圏では珍しく緑をバックに配置することができる貴重なポイントである。きっかけはどこかの掲示板で見た1枚の写真だった。アウトカーブを横から、イン側の編成も入れて200mm程度で撮ったと思われるありふれたパチ撮り写真だった。京浜東北線や埼京線の架線柱が林立し、線路を隔てるフェンスも入って、私なら遠慮させていただくアングルである。しかし、参考にはなった。余計なものさえ切り取ってしまえば先頭車両のバックが緑になることが判ったのである。あとは実際に現地に行って自分の目で確認すればいい。
 まだまだ寒い3月末、日の出前に現地に到着し、待ち時間にわんさかやってくる練習電車で確認すると、カーブの頂点に差し掛かる直前と引っ張って顔が真正面を向く2ヶ所が架線柱やらビームやらの影をかわせるシャッターポイントであることが判った。まずインカーブ側を先に撮った。残るは真正面であるが、すでに光線はサイド気味になっていた。仕方がない。秋になるまで気長に待つしかない。
 それからおよそ半年後、前日に前線が抜けて夜明けから快晴の体育の日、青森から長駆700kmを走破してあけぼのは定刻に姿を現した。

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