2010.4.3(土)更新
新潟交通モハ21
1999.3.18(木) 新潟交通東関屋
Canon EOS-1NHS EF100mmF2 RVP
廃止から11年、こんなのも撮ってました

 今から11年前、新潟県下を走る鉄道が消滅した。新潟交通。1990年代の初期までは総延長36kmほどのローカル私鉄だった。しかし、モータリゼーション化の波には逆らえず、末端区間が相次いで廃止され、道路事情からバス転換が困難だった東関屋−月潟間のみが'90年代末期まで生きながらえてきたのだが、ついに全線が廃止されることになったのだった。
 ローカル私鉄ハンターを自認する私も廃止間際になってここ新潟交通を訪れた。沿線にたいした撮影ポイントはなかったものの、日中はそこそこの空模様で車両中心の写真を撮ることができた。夕方まで撮影を続けたが、帰りの新幹線まではまだ時間があった。廃止までにもう来ることはないだろう。もう少しカット数を稼ぎたい。というわけで東関屋の車庫でバルブ撮影を決行したのだった。日没直後、空が青くなる時間のこの一枚。今ならキモい鉄ヲタやウザい葬式鉄がホームにウジャウジャあふれているのだろうが、当時は撮り鉄からも忘れ去られたかのように静かに日が暮れていったのだった。半月後の1999年4月5日、黄色と緑のローカル私鉄は記憶とポジの中だけの存在となって地図の上から消滅した。

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